2017/09/09

亀山トリエンナーレ参加|守屋友樹と和田ながら『山と海に貼り付けた』

「守屋友樹と和田ながら」名義で制作する新作パフォーマンス
『山と海に貼り付けた』の情報を公開しました。
三重県亀山市でおこなわれる亀山トリエンナーレにて、
9月24日(日)と10月8日(日)に上演します。
昨年8月に『石|溶けちゃってテレポート、固まってディレイ』にて
共同クリエイションに臨んだ守屋さんとふたたびの作品づくり。
ダンサーの正木悠太さんに出演していただきます。
現地リサーチで見出されたキーワードは、「東海道」「コピー&ペースト」、
そして「征夷大将軍・坂上田村麻呂」!?
亀山の町を借景に、「ここ」と「ここではないどこか」を行ったり来たり。
そんなパフォーマンスになりそうです。
ぜひお越しください!

守屋友樹と和田ながら
『山と海に貼り付けた』

日程|2017年
9月24日(日)13:00 / 16:00
10月8日(日)13:00 / 16:00

料金|無料

会場|喫茶佳 駐車場
三重県亀山市東町1-4-6

>>『山と海に貼り付けた』 詳細はこちら!
>>亀山トリエンナーレ2017 詳細はこちら!

2017/07/16

2018年夏に『文字移植』を再演します!

こまばアゴラ劇場、2018年度春夏のラインナップが発表されました。
したため、来年の夏のど真ん中、こまばアゴラ劇場にゆきます。
初めての東京公演、『文字移植』(原作:多和田葉子)を再演します!

2018年度 こまばアゴラ劇場ラインナップ
>>http://www.komaba-agora.com/program/lineup2018

公演の詳細については順次お知らせしてまいります。
1年以上先のことではありますが、どうぞお楽しみに!

2017/06/28

#5『ディクテ』無事に終演しました!

先週末25日をもって、したため#5『ディクテ』の全ステージが終了いたしました。ご来場いただいたみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
フライヤーに、「そこに触れるすべてのものの声を刺激してやまないテクストから、いま、したためが導く演劇とは。」と書きました。でも、稽古の途中で、違うなと思いはじめた。「したためが導く」のではなく、「『ディクテ』によって導かれる演劇とは」だろう、と。どうやってもテクストに愚直であることしかできない、という和田の不器用さを、励まし、刺激し、ともに作品を紡ぎあげてくれたチームに、感謝が尽きません。
おそらく、どんな時期であろうとも理由を引っ張り出してくればなにかの節目として名付けることができるので、和田の20代最後の作品だからとか、アトリエ劇研で上演できるのは最後だからとか、あるいは『ディクテ』を書いたころのテレサ・ハッキョン・チャと和田が同じ歳のころだとかというのは、ほんとのところ、作品の本質とはなにも関係がないのだろうと思います。でも、そういった節目を背負わせてもなお、まったくくすむことなく、よい作品をつくることができたと感じています。
どんなふうに書いても、思っている分の感謝を示すには不足だと思ってしまって、気をつけていても、ありがとうございましたと何度も書いてしまいます。でも、とにかく、ありがとうございました。そして最大の感謝を、テレサ・ハッキョン・チャ、すばらしいテクストを書いた彼女に。

2017/04/19

したため#5『ディクテ』チケット発売!

6月の本公演#5『ディクテ』のチケット受付開始となりました!
専用フォームからのご予約、メールでのお申込み、窓口販売、クレジット決済、などなど、お好きな方法をお選びいただけます。

したため#5『ディクテ』
6月22日(木)~25日(日)@アトリエ劇研
公演詳細はこちら>>http://shitatame.blogspot.jp/p/shitatame5.html

テレサ・ハッキョン・チャの『ディクテ』は、読んでいるだけで、声帯に、肺に、直接はたらきかけてくるようなテクスト。ここ1年と少し、誰かがすでに書いた言葉に向かってさまざまにアプローチしてきたしたためが、いま、持てる限りをふるいたたせて臨むべきテクストだと思っています。
挑戦し続けるしたためを、どうぞお見逃しなく。

2017/04/11

『そこ、いま、C さん、いま、鳴る、』終演しました!

9日に、「動詞としての時間」臨床哲学/時間論 上演プロジェクト『そこ、いま、C さん、いま、鳴る、』の上演を無事に終えました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。

時差の長澤慶太さんに教えてもらって初めて読んだ木村敏。彼の記述は、生きていることの秘密に向かう運動そのもののように感じられました。
彼の時間論に接近していこうとするうちに、わたしは、「いま・ここ」という言葉のうちに無意識に予定してしまっている連帯を解除したいという思いに至り、そのすえに、舞台上に登場した4人にはずいぶんと野蛮なやり方で呪いのようなものをかけた格好に。けれど、そこから彫琢された動詞のエッジは、今まで知らなかった鮮やかさでした。中川裕貴さん、穐月萌さん、石井花果さん、武内ももさん、ありがとうございました。
(それから、中川裕貴さんのチェロは、奏者にその音を聴かれない全編アコースティック、という今作がラストアクト。耳の精度を上げて響きを聴き送ることができて、よかった。お疲れさまでした。)
時差はこれからも木村敏を参照した作品作りの企画を続けていくそうです。ぜひご注目ください。

そして、和田ながら/したためは、6月下旬の本公演『ディクテ』に向けて走り出しますよ!
>>したため#5『ディクテ』

2017/03/10

最後の読点までがタイトルです

和田ながら/したための次の活動は、「時差」という企画団体にお声がけいただいた「動詞としての時間」臨床哲学/時間論 上演プロジェクトでの新作『そこ、いま、C さん、いま、鳴る、』上演です。そのためにいま、木村敏というひとの時間論を読んでいます。一緒に作品をつくる中川裕貴さんのアルバムとか音源を聴きまくっています。(そして、中川裕貴、バンドのレコ発ライブは12日にUrBANGUILDです)
本番は4月7日から3日間。ご予約受付中。
あとひとつき、頭も身体も、もみくちゃに。

時差「動詞としての時間」臨床哲学/時間論 上演プロジェクト
『そこ、いま、C さん、いま、鳴る、』
演出|和田ながら
演奏|中川裕貴
出演|穐月萌 石井花果 武内もも(劇団速度)
日程|2017年4月
7日(金)19:00
8日(土)15:00/19:00
9日(日)11:00/15:00
会場|green & garden http://green-and-garden.net
         ※京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅下車、1番出口より徒歩約5分
         ※京都市バス「堀川三条」下車、徒歩約3分
料金|前売 800 円/当日 1,000 円 
予約など詳細は時差ウェブサイトにて≫
http://kyotojisa.wixsite.com/jisa/tour

2017/02/21

はぐらかせない逐語的な隘路を

「太田省吾を〈読む〉――「未来」の上演のために」の劇場実験、『裸足のフーガ』の上演が18日に終わりました。たった1度きりの本番、台詞をひとことも削らずやった2時間と少し。1ヶ月とわずかという短期間での稽古でここまで来れたのは、身体と声を賭してくれたタフな出演者のおかげです。そして、上演の時間が濃いものになったのは、観客席の高い集中力があればこそでした。3作品の長丁場、お付き合い下さりありがとうございました。

書かれている台詞はすべて発語する、という自分のルールが、やがて、なにひとつはぐらかすことのできない逐語的な隘路に自分と出演者を追い立てていきました。声と言葉の倫理と葛藤。人間の口ごもりそのものが出来事として立ち上がるのでなければ、言葉とともに舞台に立てもしないという厳しさ。そして、社会的な属性や物語が極端にうすめられたふたりの人間が最小単位で関わりあおうとすること。
戯曲に書かれているのに自分が諾としなかった(できなかった)ことにもまた、言葉にするべき重要なものが含まれているように思います。たとえば、性別と距離、普通に立っては言えない詞章。

上演後の公開ラウンドテーブルと翌19日の非公開のディスカッションで、半年続いたこの研究会もいったん終了となりました。こんな機会はあまりに貴重で、自分のやっていることが試みるに足る作業なのかこわくもあり、いやでも愚直にやるしかないのだと、なんともひりひりする日々でした。研究会で交わされた言葉、与えていただいた示唆、これから自分が考えるべき問題、もりだくさんです。身体と現在と未来。もちろんそれは、原理から疑うことが課されているわけです。

上演を終えても、いまだ隘路のさなかにいます。その先にきざすものを、しぶとく探り、問うことによってしか進むことのできない隘路をゆきつづけることが、常にしょいつづける宿題だと感じています。
これからもしたためと和田の来し方/行く先を、どうぞよろしくお願いいたします。