2011/03/07

無事に終了。

ぼんやりしていたら一週間経ってしまいましたが、
したため#1「巣」、無事に終了いたしました。

あれこれと細かな事後処理に追われたりもしつつ、
公演直後というのはやはり
どこかぼんやりしてしまうものですね。

「巣」は、ユニットの立ち上げというだけではなく、
自分にとって非常に意義深い作品になりました。

もとづくテキストなしに、
俳優とのやりとりの中でゼロから立ち上げていく作業は
ずっと暗い中を手さぐりしているようで
常に不安をともなっていましたが、
同時に、そのスリリングさに衝き動かされてもいました。

そして本番の体感。
舞台作品とは観客と関係を結ぶこと以外に成り立たないのだ、
ということをとても強く感じました。
語弊を恐れずに言えば、4回公演なら4回、
本当に「いちいち」観客との関係を築かなくてはいけない。
もちろんそんなこと当たり前で頭ではわかっていたのだけど、
それをあらためて、身体をもって理解しました。

観ていただいた方の感想のことばを収集しています。
いろんなまなざし、いろんな言葉によって
作品がもう一度照らされていくような感じがします。

またいつか
もう一度「巣」をつくりたくなる日が来るんだろう、
と、なんとなく予感しています。

ご協力くださった方々、応援してくださった方々に、
たくさん励まされました。ありがとうございました。

いつまでたっても悩み続ける私に付き合ってくれたスタッフ、
そして一緒に悩みながら稽古を重ねてくれた俳優への感謝は
言葉では足りません。

そして、ご来場いただいたみなさま。
本当にありがとうございました。

(まだ何も詳しいことは決まっていませんが、)
したため#2も、がんばります!

和田