2016/01/27

gateリターンズ2016、終了しました!

24日(日)に、gateリターンズ2016のプログラムがすべて終了いたしました。
Aプログラム/Bプログラムと、充実のラインナップで、たくさんのお客様をお迎えして上演ができたこと、とても嬉しく思っています。ご来場いただいたみなさま、応援してくださったみなさま、そして現場でご一緒できたみなさま、ありがとうございました。そして、みたび目のgate、声をかけてくれた大原ディレクターにあらためて感謝を。長きにわたるgateディレクター、おつかれさまでした!

『わがからだ焚火にうらおもてあぶる』は、尾崎放哉の句との格闘そのものでした。
今までのしたための関心にも近い日常的な言葉で編まれた句は、しかし、「写真的な完了形」とでも言えるような手の出しにくさによって声と身体によるアプローチを阻みました。あんなにも短くあたりまえの言葉しか用いられていないにも関わらず、ひとつひとつの句に刻まれた放哉自身の署名は圧倒的濃度で、伝記的要素の脱色にもまた苦闘…。でも、その試行錯誤の繰りかえしが少しずつチーム力をはぐくんでゆき、ひとつずつひとつずつ確かめるように作品を組み立てていくことが出来ました。

むせかえるような孤独に、むせる身体で応えてみる。
「言葉そのものを間抜けなぐらい真に受けること」、それが今年のしたためをあらわすフレーズになりそうです。そう、2016年はまだ始まったばかり。さっそく次の作品に向けて、悩みはじめます!