2016/08/30

共同企画は、展示に続きます。

「わたしは、春になったら写真と劇場の未来のために山に登ることにした」全5ステージ、無事に終演いたしました。ご来場くださったみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

『石|溶けちゃってテレポート、固まってディレイ』、『家族写真』、写真家、演出家、振付家、ダンサー、俳優。劇場での5日間は、多彩なメンバーがお互いに触れあう境界のコントラストを高めることとお互いの境界を溶かしあうこと、相反するふたつの現象がふしぎに両立していた時間だったように思います。
きっかけとなったDance Fanfare Kyotoへの応答としても、確かな感触がありました。

守屋さんとの共作は、最初はどうなることやら、というところから歩きはじめて、倉田さん・前谷さんとのダブルビルであること、その緊張感や均衡も感知しながら、ふたりでひたすらおしゃべりしまくる道連れのうちに、もともともっていた共通の関心が隆起して、そこに佐藤健大郎さんと飯坂美鶴妃さんが加わって珍道中、ダイナミックなうねりを最後は駈けあがるようにして、見たことのない奇妙な風景の中にぽろんと飛び出してしまった、という感じ。ハラハラした。そして、代えがたく豊かでした。

公演は終わりましたが、今年度中をめざして展示をおこなう予定です。詳しいことが決まり次第、お知らせします。2組の共作、次なるプロセスはどのようにはじまっていくのか。引き続き、どうぞご注目ください!

2016/08/22

いよいよ共同企画本番&『文字移植』劇評掲載

共同企画「わたしは、春になったら写真と劇場の未来のために山に登ることにした」がいよいよ今週末26日に初日を迎えます。『石|溶けちゃってテレポート、固まってディレイ』チームは現在シーン構成を怒涛のように追いあげて、細部を詰める作業に移ってきました。
同世代のアーティスト4人、昨年の秋からあたためてきた企画です。このプロフィール写真は、市内某所で打ち合わせの時に、たまたま写真家ふたりが持っていたフィルムカメラで撮りあったもの。このあと、春には和田と守屋が山に登り、倉田と前谷は植物園に行き、そしてお互い真夏に稽古を重ねました。Dance Fanfare Kyotoが蒔いた種が季節を経て芽吹き、そしてふたつの実がなりました。ぜひその味を、劇場に確かめに来てください。

公演詳細&チケット予約>>

また、『文字移植』の劇評が、アトリエ劇研のウェブサイトに2件掲載されています。artscape掲載の劇評と合わせて、3本のレビューが出たことになります。いろんな方に書いていただけて、とっても嬉しい。こちらもぜひご覧ください。

川崎歩さん執筆 『文字移植』劇評>>

綾門優季さん執筆 『文字移植』劇評>>